何事も原理原則があります。
「てこの原理」と同じで、「ココに支点を置けば、重たいものも楽々と持ち上げることができる」というポイントが必ずあるのです。
しかし、もし、支点の位置を間違えれば、どんなに力持ちでも、物はヒョイと上がらなくなります。
例えばシーソーを思い浮かべてください。
真ん中に支点があるからお互いに少し地面を蹴るだけで、上がったり下がったりできる遊具ですね。
もし支店が真ん中ではなく、右端に偏っていたら絶対に左に座った人は上がりません。

コミュニケーションにも「支点」がある!
コミュニケーションにも原理原則があります。つまり支点。
ココをおさえるだけで、コミュニケーションを劇的に良く変化させられるポイントが存在しているのです。
私はもともと人見知りでしたし、営業マンになってからも、人とのコミュニケーションにずっと不安を感じながら仕事をしておりました。
しかし、営業の現場を繰り返しているうちに、段々と「支点」外しちゃいけないポイントに気付きました。
コミュニケーションの「支点」それは、自分の言ったことに責任を持つこと。
コミュニケーションを円滑にする原理原則。
「支点」と言い換えても良い、コミュ力アップの秘伝のタレ。秘密のルール。
それは、約束を守ること。
言い換えれば、自分の言ったことに責任を持ち、やり遂げること。
このようにセミナーでお話をすると、このような質問を受けることがかなりの確率でございます。
「できなかった場合は、どうしたら良いのでしょう?」
私は決まって、このようにお答え致します。
「なぜ、できそうもないことを、あなたはご自身の口から『やります』と言おうとしているのでしょうか?」
武士に二言はない
人は案外約束を覚えているものだと、私は思います。少なくとも私は覚えます。
仕事での約束は口約束でも守る方はいらっしゃるかもしれませんが、友達との約束、家族との約束、を大事にしていますか?
- 破っても許されるという甘え
- 相手はきっと覚えていないという変な期待
- できなかったら謝れば信頼は失われないという、ズレた思い込み
- そもそも自分が口で言ったことを忘れてしまう(これは論外ですが、かなり発生している)
「状況が変わったから」「あんなのは酒の場での約束だから(忘れたよ)」「細かいな〜!」
このような言葉で逃げてしまってきていると、人生はあらぬ方向に進み出してしまいます。

あなたはコミュニケーションが下手なのではありません。
原理原則を知らずに、今まで「お話」をしてきたことで、下手だと勘違いしたのです。
コミュニケーションは約束です。
言ったことをやれば、自ずとコミュニケーションは上手くなりますし、信頼もされてしまうのです。
明日は、続きを書きます。