part1の続きです。

コミュニケーションが苦手だな、と感じる方の多くは、コミュニケーションの原理原則を知らないだけであるというお話でした。

そして、コミュニケーションにおける原理原則は、「言ったことをやる」ということです。

例えば、大学生のあなたがアルバイトの面接に行くとしましょう。

面接してくださった飲食店の店長さんが、「週に3日は入ってね」と言い、あなたは「はい」と答えたとします。

しかし、1ヶ月もすると生活のリズムが変化し、週に2日しか行けなくなったとします。

あの時、「週2で入ります」と言っていたあの場面が脳裏に浮かびます。

しかし、店長には言わなくてもきっと忘れているだろう、と思ったあなたは、何も伝えずにいつの間にかシフトに週2で入ることにしてしまったのです。

内緒で自分自身が言ったことを破っています。

命に関わるような重大なことではありません。

しかし、私はこのような約束を守ることが、コミュニケーションにおいて重要な「信頼性」を培うと信じています。

故に、面接時の約束は守ることが、コミュニケーションにおいて原則になります。

あなたの姿勢が問われる瞬間は、日々存在する。

アルバイトの面接時と状況が変わることもあるでしょう。

家庭の事情、大学の講義が増えた、部活動が忙しいので、、、などなど、様々なことが起こり得ます。

どうしても週3シフトに入ることが難しいのであれば、その旨を伝えてOKです。

きっと店長も理解してくれます。

一方、伝えることを忘れたり、面倒だからと意図的に言わずに済ませたりしてしまうと一大事です。

多くの場合店長さんは覚えています。

あなたが約束を無断で破ったことを、店長は知っているんです。

わざわざ言ってこないかもしれません。

それで良かった〜と思っていたとしても、あなたの信頼は失墜しています。

「こんなことで!?」と思われるでしょうが、実はそうなんです。

小さい(ように見える)約束ほど、油断して、いつの間にか信頼を失っていたということがあり得るのです。

逆に、、、

逆を言えば、小さい約束も大きい約束も守っていけば、あなたは信頼されます。

どんなに顔が良い先輩社員も、スキルがある後輩社員も、約束を守るあなたには敵いません。誰も勝てません。

約束を守ること。約束を果たそうと努めた上で守れない場合は、事情をしっかりと説明に上がること。

これさえ守っていれば、誰にも負けないくらい信頼を集めることが可能となります。

これこそが、コミュニケーション(そして、人生)における、成功の秘訣なのです。