ナポレオン・ヒルの名著である、「思考は現実化する」。

原題は「Think and Grow Rich」。考えて、お金持ちになろう。

邦題にするときに、お金っぽい表現を控えたのだろうか。

内容

1908年、雑誌記者時代にアンドリュー・カーネギーと出会い、彼の要請で、成功の秘訣の体系化に着手する。

500名以上の成功者にインタビューしながら、成功プログラムを完成させた人が、ナポレオン・ヒルさんだ。

「思考は現実化する」は600ページ以上もあり、全18章からなる長編なので、じっくり読んでいると時間がかかる。

本の最後には、アクション・マニュアルも用意されているため、一つひとつ行っていくと良い結果が得られるだろう。

今回、最大の気づき

私が読んでいて非常に印象に残ったポイントがあった。

それは、第10章、マスターマインドの力(成功のための第九のステップ)だ。

マスターマインドの力を得ずして、大成功を収めた人は一人も存在しないというのだ!

ここでいう「マスターマインド」とは、「あなたの明確な目標や願望を完全に理解し、それに賛同してくれる人」のこと。

人の協力を積極的に得て、チームで達成するしかない!という主張が10章ではなされていた。

ビジネスでもスポーツでも、大成功を収める人は、表面的にはひとりで戦っているように見えたり、感じたりすることが多いが、実は積極的にチームを組んで、ビジョンを語りあって、仲良く調和して進んでいると書いてある。

「これでいいんだ!」

私はコミュニケーションスクールでずっと教えてきたのだ。

同じことを。

これでいいんだ。間違っていない。

仲間をつくる。仲間をつくれる環境をつくる。

これこそeTcの強みだ。