雑談にしても、スピーチにしても、興味深いものとそうでないものの違いは何でしょうか?
私は人見知りだったし、コミュニケーションが苦手な方でしたので、常に人の話し方を観察していました。
そして、明らかに違う点が1点あることに気が付きました。
自分の話をしているか、していないか
話が面白い人・興味深い人は共通して、話し手ご自身の話をしていました。
ご自身の考え方や、経験、ストーリーは、必然的にオリジナリティあふれるものになるわけです。
一方で、面白くない人は以下に挙げるどちらかになっています。
- 他人から伝え聞いた話ばかりする
- 抽象的な話に終始する
他者の話は1つや2つなら飽きないのですが、そればかりで自分の話がないと面白くありません。
あなたから話を聞く意味がなくなってしまいます。
人の話はそこそこにして、自分の意見・主張だったり、経験談をお話してみましょう。
抽象的な話というのは、一般的な話と言い換えても良いかもしれませんね。
例えば会社の朝礼でのスピーチで、「私の営業現場での気づきをシェアいたします」なら分かりますが、「私たち営業一課は先月の売上目標の達成ができませんでした」とか、「営業マンというのは社の顔であり、失礼があってはならない職です」などのように、あなたの話がなく具体性に欠ける話題だと、全く伝わりません。
私は社会人2年目の時、お知り合いの経営者との会話で次のような失敗がありました。
その経営者が質問してくださいました。
「鈴木さん、あなたの今年の目標はなんですか?」
私はこう答えました。
「はい。営業成績を昨年対比150%にすることです」
こう返されました。
「その数値目標に設定したのは、どのような理由がありますか?」
「はい!営業部みんなで150%を目指しているからです」
今思い返すと大変恥ずかしいのですが、この回答は理由にもなっていないですし、何より本日のテーマの「他人の話」と「抽象度の高い話」の両方に含まれています。
恥ずかしくて汗が吹き出てきた覚えがあります。
社会人にこれからなる皆様、そして2〜3年目の皆様。
ぜひ、自分の話をしているかどうか、ご自身をチェックしてみてくださいね!
まとめ
自分の話をする人は、おもしろい!