やれているようでやれていないこと

生きていく上で、とても大切なことがあります。
感謝を伝えることです。
「やっているよ」という声が聞こえてきそうですが、実は多くの方が、なかなかできていません。
そういう僕もできていませんでしたし、気を抜くと今でもすぐに忘れます。

感謝するべきタイミング

感謝はするべきタイミングがあります。
絶対外してはならないタイミングです。
それは、
「都合の良いとき」ではなく、「都合の悪いとき」。
自分にとって都合の悪いときにこそ感謝は伝えるべきなのです。
これを忘れないでください。

一体どういうこと?

僕たちは色々な情報を手にすることがあります。
「あなたにとって、きっと役立つから、このセミナーに勉強にいらっしゃい」
「勉強になるから、この本を読むと良いよ」
「あなたの事業の発展に繋がる気がするわ。お知り合いだから、A氏を紹介してあげるわね」

映画、動画、書籍、テレビ番組、イベント、食事処、人や物。。。

僕のお知り合いが様々な情報を、僕のためを思って届けてくださるのです。
普通の人は、以前から興味のあった情報を持ってきてくれた人に対しては、感謝を伝えられます。

「ありがとう!私の好きなものを知っていてくれたんだね!」
「ちょうど関心があったことなんです。参加させてください。ありがとうございます!」

これはやれて当たり前レベル。
普通の人です。

多くの人ができないこと

多くの人ができないことがあります。それは何でしょうか?
それは、

1.自分の興味関心ではない情報を受け取ったとしても感謝すること

2.自分が最初は興味があり、途中で興味関心を失っても感謝すること



1.に関して。
自分の興味がない情報を持ってきてくれたご友人に対して、あなたはどんな態度を取る傾向にありますか?
自覚しているでしょうか?
「何かの勧誘かな。こんなに強く勧めてきて、あやしいわ」
「俺のことにもっと興味持ってほしいね」
「あなたが成功してから、もう一度その勉強会に行くかどうか検討します」
ここまでのことは言わないですよ〜、という方がほとんどだと思いますが、
心のなかでは思っていることもあるかも知れませんよね。

大事なのは現状を知ることです。自分の傾向を知りましょう。
「なんだよこんな情報持ってきて!」という言葉が心の中によぎったことがある方は要注意です。
仮に何かの勧誘だとしても、あるいは自分に不必要な情報だったとしても、良いじゃないですか。
あなたのためを思って持ってきていることは事実。
そのことに対して感謝の気持ちがある人であるのか、そうでないのか。
この違いが分かるでしょうか。

2.に関して。
最初は興味があるからワクワクした気持ちで、是非お願いします!
この勉強会を教えていただけて有り難いです!
自分は何てラッキーなんだ!感謝します。
と仰る方がいます。

しかし色んな理由で途中で興味を失う。
「思ったのと違ってた(何となく乗り気がしない)」
「サービスを受けるには参加費がかかるんだ!(無料だと思ってたな)」
「勧められた本を読みますとは言ったものの、他のことに時間とお金を使いたくなった」

ここで言いたいことは、「初志貫徹しなさい!」というようなことではありません。
最初に言ったことを変えてはならないということではないのです。
気が変わることもあるし、状況が変化することも多分にあるでしょう。

しかし、ここで人生を左右する重要な分岐点が現れます。

人生における重要な分岐点!

仮に自分の状況が変化し、頂けたアドバイスを実行しなかった際にご友人に何と伝えていますか?
もしくは何も伝えず、こっそり中止している?
僕だったらこうします。

「あなたから頂けた情報、とても有り難かったんだけど、時間(或いはお金など、中止する要因)の都合でどうしても続けられないんだ。
申し訳ないです。
でも、僕のためを思って持ってきてくださったことを心から有り難く思っています。感謝します。
わがままを一つ言わせてもらえるとしたら、
今後も僕に必要そうだなと思った情報があったら、ぜひ持ってきてほしいんだ。
今回は本当にごめんね」

この一言はマストです。

相手の気持ちを軽んじてないか?

取り組まないことはこちらの非。
僕が喜ぶだろうと思い、情報を運んでくれた友人に非は全くないのです。

言いづらいな。
恥ずかしいな。
そんな感情は取っ払い、「持ってきてくれたこと」に感謝をしましょう。
きっとそのお友達は、今回に懲りずに、またあなたを応援・サポートしてくださいますよ。

大抵の人は、自分の気持ちにばかり重きを置いて、自分のために動いてくれた方の気持ちは軽んじます。
だから、もう二度とあなたのために動いてくれない人が増え続けます。
今度はもしかしたら自分の人生を向上させてくれる情報に出会えるかも知れないのに。。。

運が悪い人なんかいません。
いるとしたら、自分で運の悪さを作り出しているのです。
感謝を忘れて、味方を減らしているからです。

まとめ

・都合の悪い時にこそ感謝する
・もう一度、情報を持ってきてくれる対応かどうか、自分を省みる
・人生も運も自分の言動次第だと知る